卵を使った料理って美味しいですよね。ホットケーキにクレープ、卵焼きにオムライスシンプルに目玉焼き、ゆで卵、書きだしたらとまりません。

しかし、こんな美味しい料理を作り出す卵ですが、食べ過ぎたらコレステロール値が上がってよくないという話を昔よく耳にしませんでしたか?

どうしてそう思われていたんでしょう?



卵を食べるとコレステロールが上がると思われた理由

 

1913年にロシアでウサギに卵を食べさせる実験が行われました。その結果、動脈硬化や血中のコレステロールの増加が認められたことから「卵のコレステロールは動脈硬化との因果関係がある」という結論にいたりました。

 

しかし、動物性食品の卵を草食動物のウサギに与えれば、血中のコレステロール値が上がるのは当然のことで、実験の前提が間違っていました。

そのあと、実験をおこなったロシア機関が間違いを認める発表をしたのですが、なぜかそれはあまり話題にのぼらず、結果

「卵の食べ過ぎは、コレステロール値があがることにより動脈硬化を引き起こす」

という、事実だけが残ったのです。ちなみに、「卵の過剰摂取で人間のコレステロール値があがった」とする実験結果はまだ発表されていません。

 

しかし、卵にコレステロールが含まれているのは事実です。「日本食品標準成分表」によると全卵に含まれているコレステロール量は420ミリグラムと言われています。

 

ちなみに、卵というと真っ先に思い浮かぶのはニワトリの卵ですが、他の卵にも当然コレステロールは含まれています

 

■コレステロールの量

  • うずらの卵…470ミリグラム
  • いくら…480ミリグラム
  • たらこ…350ミリグラム
  • しらこ…360ミリグラム
  • かずのこ…370ミリグラム

 

ニワトリの卵に負けず劣らずのコレステロール量です。ニワトリの卵だけがコレステロール値に影響するわけではないのが分かりますね。

 

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コレステロールとは何か?

では、一体コレステロールとは何でしょうか?

 

体内の血液に含まれているコレステロールには「HDLコレステロール」と「LDLコレステロール」の2種類。この2つを含めたコレステロールの総量を「総コレステロール」といいます。

■HDLコレストロール

体内で使われなかった余分なコレステロールを肝臓に運ぶ役割をしています。血液中のコレステロールが増える事を防ぎ、動脈硬化を予防する働きがあることから「善玉コレステロール」とも、呼ばれています。

■LDLコレステロール

血液中のコレステロールが増えると、活性酸素の影響で酸化し血管壁に蓄積。それがやがて血栓になり、動脈硬化・心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こします。HDLコレステロールとは真逆な働きをし、動脈硬化などの原因になることから「悪玉コレステロール」と言われます。

 

しかし、悪玉コレステロールも生命の維持には必要な働きをするコレステロールなので正常値の範囲内であれば「悪玉」ではありません。

 

食品中のコレステロールの過剰摂取はどうなの?

 

米国の政府が食品中のコレステロールに対して「過剰摂取を心配することはない」との発表が2015年に行われました。

しかし、ここで注意すべき点は、「食品に含まれるコレステロールは過剰摂取しても心配ない」が「血液中の高コレステロール状態を放置しても大丈夫」だとは言っていないことです。

 

もともと、コレステロールは体内で3分の2は作られていて、食べ物から摂取される量は3分の1程度と言われています。よって、コレステロール値が高い食べ物を食べたからと言って必ず悪玉コレステロールが増えるわけではないということです。

 

まとめ

食品中のコレステロールを過剰摂取しても、高コレステロール症などの病気になる事は可能性が低い事がわかりました。しかし何事にも食べ過ぎ、やり過ぎの過度な行動は身体にいい影響をおこしません。

何事も適度に楽しみ、いつまでも健康な身体を維持したいですね。

 

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