鉄製のフライパンは焦げたり錆びたりしても再生可能な上に、体に必要な鉄分も吸収できるとあって常に根強い人気があります。

しかも耐久性が高いのでお手入れ次第では一生もの。でもそのためには鉄製フライパンに合った使い方をし、錆びつきや焦げ付きの原因を避けなければなりません。

・・というとすごく難しく感じて身構えてしまうかも知れませんが、そんなことありません。油多めにひくとかその程度です。

 

この記事では鉄製フライパンの普段の使い方とお手入れ方法をまとめていますが、もし購入直後でまだ油返しなどの最初に行うお手入れがまだの場合は「鉄製フライパンの空焼きと油ならしのやり方と手順。焦げ付かなくするための最初のステップ!」を先に読んでくださいね。




鉄製フライパンの使い方

 

鉄製のフライパンの使い方で普段気をつける点は4つ。

  1. 使用前の油返し
  2. 調理後はすぐ洗う
  3. 洗剤で洗わない
  4. 洗った後は油を塗る

使用前の油返し

油返しを行うのは、フライパンに油を馴染ませ焦げ付かなくさせる他に温度を均一にする目的もあります。

鉄製フライパンは熱伝導が良いため、コンロの火が当たる場所によって温度にムラが出来てしまいます。油返しをすることで温度のムラをなくし、火の通りを均一にすることが出来ます。

 

油返しのやり方

  • フライパンを中火にかけて軽く温める
  • 温まったらお玉1杯程度の油をいれてそのまま温める
  • 油をこぼさないようにフライパンを傾けて横も馴染ませる
  • 火を止めてオイルポットに油を戻す

油の量はフライパンの大きさによって変わりますが、フライパンの底面が油で隠れるくらいの量と考えてください。温度の目安は160℃~180℃。油の表面が揺らめくような感じになったら適温です。

オイルポットに油を戻し、改めて必要な量の油をフライパンに入れて調理します。

油返しの油は毎回新しいものを使う必要はありません。一度油返しで使用した油をオイルポッドで保存しておき、それを次回再利用すればOKです。

オイルポットも少し大きめのものを使うと油を戻すときこぼさずに戻せます。

調理後フライパンを放置しない

鉄製フライパンは酸や塩分に弱いので、調理が終わったあとお料理をフライパンに残したままにしたり、汚れがついたまま放置してしまうと数時間でも錆てしまうことがあります。

調理後はお料理をお皿に移し、速やかに洗うようにしましょう。

洗剤で洗わない

鉄製フライパンを洗剤で洗ってしまうとせっかく馴染ませた油まで落ちてしまい、焦げ付くフライパンになってしまいます。

使用後は洗剤を使わずお湯又は水を使ってタワシやスポンジで汚れを擦り落とします。

かるかやタワシを使うと手を汚さずに洗うことができて便利です。

フライパンが熱いうちに洗うと汚れが落としやすいので調理が済んだら時間を置かずに洗う習慣をつけるようにしましょう。

もしフライパンにこびりついて落ちにくい汚れがあるときは、フライパンでお湯を沸かすと汚れがふやけて落としやすくなります。

洗った後に油を塗っておく

洗った後は水分を拭き取り軽く火にかけて乾かしておきましょう。

その後キッチンペーパーなどに油を含ませ、フライパンに油を軽く塗っておきます。こうすることでサビの防止と油の馴染みがさらに良くなります。

 

鉄製フライパンを焦がさず使うコツ

 

鉄製のフライパンで焦がさずに調理するためのコツは3つあります。

ちょっとしたことですが、フライパンが焦げやすいと感じたなら気をつけて見てください。

フライパンは熱してから使う

鉄製のフライパンを使用するときの温度が低いと油が馴染まずに焦げ付きの原因になります。十分にフライパンを温めてから食材を入れるようにしましょう。

目安は水滴を落とした時にコロコロと転がるくらいです。

ただ高温すぎても食材がすぐに焦げてしまいます。テフロンなどの樹脂加工されたフライパンでも高温すぎたら焦げますよね。あれと同じです。

特にIHで使用する時は注意してください。

ガスだと鍋底からはみだした熱は外側に逃げてしまうので強い火でも大丈夫ですが、IHはすべての熱が逃げることなく鍋に伝わります。そのためガスよりも火加減を弱くしないと高温になりやすく、中の食材が焦げる原因になります。

しっかり油をひく

樹脂加工されたフライパンと同じ感覚で油をひくと少量過ぎて焦げ付きやすくなります。鉄製のフライパンは樹脂加工のものよりも多めに油をひいてください。

 

焦げ付きが落とせてない

以前に使用した時に焦げ付かせてしまった場合に、その焦げがきちんと落とせていないと「焦げグセ」となって同じところが焦げやすくなります。

万が一焦がしてしまったときはふやかすなどしてしっかり落としておくようにしましょう。

焦げがどうしても落とせない場合はクレンザーなどで落としてから空焼きと油ならしをして再生処理を行ってみてください

>>>鉄製フライパンの焦げ付きや錆の基本的な落とし方!擦り落としてキレイに再生!

スポンサードリンク


 

 

鉄製フライパンでやっちゃいけない調理法

 

 

鉄製フライパンでやってはいけない調理法・・それは揚げ物と煮物・汁物調理です。

 

揚げ物は対応のフライパンや深型のもの以外で行ってしまうと、中に火が入る恐れがあり危険です。

煮物や汁物の調理は塩分が強いものが多く、錆の原因になったりせっかく馴染んだ油の被膜が剥がれてしまうことになりかねません。鉄は酸と塩分に非常に弱いので、煮物・汁物調理はNGです。

 

煮物・汁物を調理していないのにフライパンが白っぽく変色してしまうことがあります。これは酸やアルカリ性の強い食材を調理すると鉄本来の色が化学反応によって鉄が露出してしまうためです。

トマトソースなどの料理でよく起こります。

このとき表面の油膜(黒い部分)がとれて料理が黒っぽくなってしまうことがありますが味や体への影響はありません。お手入れも洗浄後油ならしをしておけば大丈夫です。

 

鉄製フライパンの使い方:まとめ

鉄製フライパンの使い方は面倒に思えますが、一つ一つはほんのちょっとしたことで面倒な作業はありません。

  1. 油返しをしてから使う
  2. 調理後は放置しない
  3. 洗剤は使わずに水とタワシで洗う
  4. 使用後は油を塗る
  5. 十分に予熱してから使う
  6. 油を多めにひく
  7. 調理温度は高すぎず低すぎず
  8. 焦げたらしっかり落としておく
  9. 揚げ物や煮物などの調理は避ける

フライパンは焦げ付いても錆びついても、何度でもリセットできる一生モノの調理器具。キッチンのパートナーとして大切に育ててあげてくださいね。

スポンサードリンク



 

■関連記事■