七五三や成人式などで祖父母から買っていただいたり譲り受けたり。それはありがたいことですが、着物の保管方法がわからずにどうしたものかと思ってしまいますよね。

着物の保管は難しい・面倒というイメージがあるかも知れませんが、コツを押さえてしまえばなんてことはありません。出来る限り簡潔にまとめましたので、ご参考にしていただければと思います。



着物の保管場所

着物は湿気が少なく、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管します。

よく言われるのが桐箪笥。桐は防湿性に優れていて害虫の新入を防ぐ上に適度な通気性もあるという優れもの。ですがちゃんとしたものは値段も高いですし、着物も1~2枚だけというのであればそんなにこだわる必要もありません。

 

湿気や虫対策などちゃんとすればプラスチックの衣装ケースでも十分ですし、保存袋など便利なものもあります。

保管時のコツ

着物を収納する時に収納ケースの一番下に新聞紙をしいておくと虫が寄り付きにくくなります。これは虫が新聞紙のインクのニオイを嫌うためと言われています。

インクの色が着物についてしまう可能性があるので新聞紙の上に直接着物を置かず、タトウ紙などに包むなどして保管してください。

■タトウ紙(畳紙)とは

和紙素材で通気性に優れているので、湿気に弱い着物を包むのに適しています。タトウ紙の使用期限はおよそ2年ほどですが、黄色いシミなどがある場合は期限前でも交換した方がいいでしょう。

タトウ紙に糊が使用されている場合、この糊に虫が寄り付きやすいため虫食いの原因になる場合があります。窓(透明フィルム)つきのタトウ紙なら窓を剥がしておいたほうがいいかも知れません。

基本的にタトウ紙1枚につき着物1枚を包みます。

 

着物のお手入れについて

 

着物のお手入れは湿気対策と虫対策になります。絹の着物であれば虫はつきにくいと言われていますが、全くつかない訳ではないので、対策は必要になります。

 

湿気を飛ばしてカビ対策

特に湿気は着物にとっては天敵とも言えるので、除湿剤は積極的に使用したいですね。

除湿剤を使用する他にも年に1~3回ほど虫干ししたり、天気の良い日に引き出しを少し開けて風通しを良くしたりします。特に湿気の多い梅雨時期などは除湿機を使用してもいいでしょう。

スポンサードリンク


 

着物の干し方と時期について

着物を干す時は天気の良い日を選んで10時~2時の4時間ていど、直射日光の当たらない風通しの良い室内で行います。型くずれしないように一枚ずつ着物用のハンガーなどに裏返してかけるようにします。

着物を干している間に底に敷いてある新聞紙を交換したり、収納ケースの中も掃除するといいでしょう。もし収納ケースが木の素材であるなら天日干ししておくと紫外線による殺菌効果も期待できます。

 

■時期

  • 土用干し・・7月下旬~8月上旬
  • 虫干し・・10月上旬~11月上旬
  • 寒干し・・1月下旬~2月上旬

それぞれ湿気を飛ばす目的で干しますが、虫干しと呼ばれる時期は夏を越した着物に虫が付いていないかしっかりチェックします。(夏は虫がつきやすい時期のため)

あとは綻びやシミが出来ていないか見ておくといいですね。

 

防虫剤の使用で注意すること

虫対策として防虫剤の使用があります。

防虫剤は揮発の時に発生するガスが虫に効果があるのですが、絹ものは変色・変質の可能性があります。また、種類の違う防虫剤を同じ引き出し内で併用すると化学変化をおこし衣類が溶けるなどの原因にもなります。

使用する場合は必ず一つの引き出しに一種類の防虫剤にして、特に樟脳など直に置かないようにしてください。

 

ウール素材や毛の素材のものは虫が非常につきやすいので防虫剤を切らさないように注意し、違う素材の着物を重ねて収納しないようにしましょう。

 

着物の保管とお手入れ方法のまとめ

  • 着物は湿気の少ない場所に保管
  • 天気の良い日は引き出しを開け風通しを良くする
  • 年に1~3回ほど虫干しする
  • 防虫剤は併用しない

洋服に比べて着る機会が少ない着物ですが、大切にすればいつまでもキレイに保管できます。着物の収納、お手入れのコツを押さえて長く愛用してあげてくださいね^^

 

スポンサードリンク



 

 

■関連記事■